謹賀新年
皆様
あけましておめでとうございます。
昨年度は大変お世話になりました。本年も何卒、よろしくお願い致します。
また12/30、ド年末にも関わらず、ライブにまでお越し下さった皆様には大変感謝しております。誠にありがとうございました。動画をアップロード致しました。下記リンクからyoutubeにジャンプします。
2013.12.30 ゴンボリズム ライブ動画
それでは、今後とも何卒、よろしくお願い申し上げます。
あけましておめでとうございます。
昨年度は大変お世話になりました。本年も何卒、よろしくお願い致します。
また12/30、ド年末にも関わらず、ライブにまでお越し下さった皆様には大変感謝しております。誠にありがとうございました。動画をアップロード致しました。下記リンクからyoutubeにジャンプします。
2013.12.30 ゴンボリズム ライブ動画
それでは、今後とも何卒、よろしくお願い申し上げます。
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12/23(日)20:20ごろから 四谷アウトブレイクにて
どうも、1年に1度ライブ告知をするブログと化しておりますが…(今のブログはこちらです)
ゴンボリズムの告知です。
12/23(日)
四谷アウトブレイク
18:30開場 19:00開演
ゴンボリズムの出番は20:20ごろからになります。
もし、万が一、お時間に余裕がございましたら、
年末ではございますが、ご来場いただければ幸いです。
youtubeでの動画
よろしくお願い致します。
ゴンボリズムの告知です。
12/23(日)
四谷アウトブレイク
18:30開場 19:00開演
ゴンボリズムの出番は20:20ごろからになります。
もし、万が一、お時間に余裕がございましたら、
年末ではございますが、ご来場いただければ幸いです。
youtubeでの動画
よろしくお願い致します。
告知です。
大変お久しぶりです。
2年間の休止期間を終えて、ゴンボリズムを再開致します。
12/27(火)
四谷アウトブレイク
18:30開場 19:00開演
ゴンボリズムの出番はトップバッター(19:00丁度から)の予定です。
もし、万が一、お時間に余裕がございましたら、
年末ではございますが、ご来場いただければ幸いです。
アウトブレイク 12月のスケジュール
場所
よろしくお願い致します。
2年間の休止期間を終えて、ゴンボリズムを再開致します。
12/27(火)
四谷アウトブレイク
18:30開場 19:00開演
ゴンボリズムの出番はトップバッター(19:00丁度から)の予定です。
もし、万が一、お時間に余裕がございましたら、
年末ではございますが、ご来場いただければ幸いです。
アウトブレイク 12月のスケジュール
場所
よろしくお願い致します。
ストーリー2 「八角塔」
大きな建物だった。
おそらく上から見ると、かなり綺麗な正八角形になるのだろう。壁はすべて木材で構成されており、柔らかな印象を受ける。壁の色には、濃い朱色が多く使われていて、大陸の匂いを感じた。
広さはどのくらいあるだろうか。軽くサッカーができるほどのサイズはあるように思う。空気はひんやりとしており、秋を感じさせる。
建物の中に家具らしきものは一切なく、中央に大きな柱がたっていた。円柱で、とても太さがある。相当な大木を使用したか、あるいはもっと違う製法で作ったのかもしれない。
上を見上げても、天井は見えなかった。闇に吸い込まれるように、柱が消えている。壁面には螺旋階段がついており、欄干は凝った、しかし厭味ではない意匠が施されている。階段もまた、闇に吸い込まれるようにそびえていた。
私はおぼつかない足取りで中央に向かいながら、柱を眺めていた。よく気をつけると音楽が響いている。スピーカーから聞こえてくる音ではない。これは、私に"直接"響いているようだ。弦楽器は、私があまり聴いたことのない音色を奏でている。二胡の音だろうか。背後で伴奏しているのは、チェンバロのようにも聞こえるが、もう少し軟らかく、木琴の音に近いようだ。笛の音は、おそらく尺八などのように、リードのない、勢いをつけて空気を送り込むタイプの音だと思う。民族的な5音階からなる、ゆったりと哀愁を帯びた曲だった。
その曲に合わせて舞う、金と萌黄で彩られた装束が見えた。それは、とても美しい男性だった。烏帽子のようなものをかぶっているが、デザインはもう少し簡素で、洋装でも合うかもしれない。和装とも大陸的とも何とも言えない、不思議な装束だったが、とても美しいものだった。
左手には、青龍刀のような、彎曲した剣を持っている。かなりの大きさがあるので、相当の重さがあるだろうと思うが、その華奢な体躯で軽々と扱っていた。まるで、タクトでも振るように。
足音はしない。衣擦れの音すらしない。彼は表情を変えずに、流れるように舞い続けている。剣は飽くまで軽やかに、そのしなやかさは彼の指の一部であるかのようだった。
剣は、羽根が空を撫でるように移動している。切先の延長には壁があった。そして壁には、窓の代わりに、縦50センチ、横2メートル程の横板が3枚ずつ、規模の大きなブラインドのように嵌め込まれていた。剣が“風”を送ると、その先にある横板が、生きて呼吸をするようにふわりと“内側に”開き、陽光の侵入を許す。
よく見れば、壁面は総て、その横板の窓で構成されていた。彼が剣を振るう度、先にある横板が、中央からグラデーションするように、たとえば等高線のように、開く量が変化していた。彼が剣を大きくふるえば、その軌跡にに沿って横板がふわっと開き、深呼吸をするように閉じて行く。ゆったりと、しかし緩慢ではない、彼の流れるような動きに横板は呼応しており、差し込む陽の光と相まって、その様子は限りなく美しいものだった。
彼は螺旋階段を下りながら、欄干も使い、時に中央の巨大な柱の廻りを飛び、舞い続けていた。映画ではないのだから、宙を浮き、舞う様子は、流石に何らかの仕掛けがあるのだろうと思った。しかし、私しか見ていないのに、何故そんな大掛かりなことをするのか、その説明ができない。あの窓もそうだ。まさか本当に剣が風を送っているとは思えない。機械で制御されているのだろうか。
しかし、そんなことを考えている自分が恥ずかしく感じられてきた。それほど総てが美しく、哀しかった。
塔は生きている。それで良いではないか。そして、舞う男性は死んでいるのだ。
剣の峰が柱廻りを一周撫でたとき、私の前に老人が立っていた。どうも、中央の柱から出てきたらしい。老人であることは分かるが、それ以上意識を向けることができない。既に音楽は止み、舞う男性も消えていた。周囲の壁はいつの間にか、くすんだ鏡に替わっている。光量は数段落ち、蒼い空気が流れていた。
老人は、私の額あたりを眺めているらしい。彼は私の額から、かつて瞳があった部分を探り出し、私の知らない言葉で語りかけてきた。
「こころに値段は付けられない。大切にするんだよ」
(終)
おそらく上から見ると、かなり綺麗な正八角形になるのだろう。壁はすべて木材で構成されており、柔らかな印象を受ける。壁の色には、濃い朱色が多く使われていて、大陸の匂いを感じた。
広さはどのくらいあるだろうか。軽くサッカーができるほどのサイズはあるように思う。空気はひんやりとしており、秋を感じさせる。
建物の中に家具らしきものは一切なく、中央に大きな柱がたっていた。円柱で、とても太さがある。相当な大木を使用したか、あるいはもっと違う製法で作ったのかもしれない。
上を見上げても、天井は見えなかった。闇に吸い込まれるように、柱が消えている。壁面には螺旋階段がついており、欄干は凝った、しかし厭味ではない意匠が施されている。階段もまた、闇に吸い込まれるようにそびえていた。
私はおぼつかない足取りで中央に向かいながら、柱を眺めていた。よく気をつけると音楽が響いている。スピーカーから聞こえてくる音ではない。これは、私に"直接"響いているようだ。弦楽器は、私があまり聴いたことのない音色を奏でている。二胡の音だろうか。背後で伴奏しているのは、チェンバロのようにも聞こえるが、もう少し軟らかく、木琴の音に近いようだ。笛の音は、おそらく尺八などのように、リードのない、勢いをつけて空気を送り込むタイプの音だと思う。民族的な5音階からなる、ゆったりと哀愁を帯びた曲だった。
その曲に合わせて舞う、金と萌黄で彩られた装束が見えた。それは、とても美しい男性だった。烏帽子のようなものをかぶっているが、デザインはもう少し簡素で、洋装でも合うかもしれない。和装とも大陸的とも何とも言えない、不思議な装束だったが、とても美しいものだった。
左手には、青龍刀のような、彎曲した剣を持っている。かなりの大きさがあるので、相当の重さがあるだろうと思うが、その華奢な体躯で軽々と扱っていた。まるで、タクトでも振るように。
足音はしない。衣擦れの音すらしない。彼は表情を変えずに、流れるように舞い続けている。剣は飽くまで軽やかに、そのしなやかさは彼の指の一部であるかのようだった。
剣は、羽根が空を撫でるように移動している。切先の延長には壁があった。そして壁には、窓の代わりに、縦50センチ、横2メートル程の横板が3枚ずつ、規模の大きなブラインドのように嵌め込まれていた。剣が“風”を送ると、その先にある横板が、生きて呼吸をするようにふわりと“内側に”開き、陽光の侵入を許す。
よく見れば、壁面は総て、その横板の窓で構成されていた。彼が剣を振るう度、先にある横板が、中央からグラデーションするように、たとえば等高線のように、開く量が変化していた。彼が剣を大きくふるえば、その軌跡にに沿って横板がふわっと開き、深呼吸をするように閉じて行く。ゆったりと、しかし緩慢ではない、彼の流れるような動きに横板は呼応しており、差し込む陽の光と相まって、その様子は限りなく美しいものだった。
彼は螺旋階段を下りながら、欄干も使い、時に中央の巨大な柱の廻りを飛び、舞い続けていた。映画ではないのだから、宙を浮き、舞う様子は、流石に何らかの仕掛けがあるのだろうと思った。しかし、私しか見ていないのに、何故そんな大掛かりなことをするのか、その説明ができない。あの窓もそうだ。まさか本当に剣が風を送っているとは思えない。機械で制御されているのだろうか。
しかし、そんなことを考えている自分が恥ずかしく感じられてきた。それほど総てが美しく、哀しかった。
塔は生きている。それで良いではないか。そして、舞う男性は死んでいるのだ。
剣の峰が柱廻りを一周撫でたとき、私の前に老人が立っていた。どうも、中央の柱から出てきたらしい。老人であることは分かるが、それ以上意識を向けることができない。既に音楽は止み、舞う男性も消えていた。周囲の壁はいつの間にか、くすんだ鏡に替わっている。光量は数段落ち、蒼い空気が流れていた。
老人は、私の額あたりを眺めているらしい。彼は私の額から、かつて瞳があった部分を探り出し、私の知らない言葉で語りかけてきた。
「こころに値段は付けられない。大切にするんだよ」
(終)
08.11.16 ライブ動画(2)
昨日の続きです。
3曲目:嗤うピエロ
4曲目:虚無僧
この2曲で切り取ると、何というか、「特に気持ち悪い曲セレクション」になってしまいました…。
(残り2曲は、技術不足のため編集がうまくいかないので、いつかアップします…)
08.11.16 ライブ動画(1)
3曲目:嗤うピエロ
4曲目:虚無僧
この2曲で切り取ると、何というか、「特に気持ち悪い曲セレクション」になってしまいました…。
(残り2曲は、技術不足のため編集がうまくいかないので、いつかアップします…)
08.11.16 ライブ動画(1)